間合いの県民性
この間、仙台へ取材に行った。
実は入社2年目の頃に山形で仕事をしていたことがあって、仙台にも何度か遊びに行ったことがある。
そのときには全然気づかなかったのだが、今回街を歩いていておやと思ったことがある。
他人同士の間合いが異常に近いのだ。
ちょっと何言ってるかわからないかもしれないが、例を挙げるとこういうこと。
例えば道で見知らぬ二人がすれ違うとき、東京なら数メートル先からお互いが微妙に進路を外側に反らし、いい感じに距離を取りながらすれ違おうとする。
ところが仙台では、ほとんどぶつかりそうな距離まで近づいてくるのだ。人を追い抜くときも同じで、油断しているとドキッとさせられる。念のために補足しておくと、細い道やひどく混雑した道を歩いていたわけではない。
もう一つあった。信号待ちをしていたら後ろにサラリーマン風の二人連れが立って会話をしていたのだけれど、これも距離が異様に近いうえに声が大きいので、まるで耳元で話をされているくらいに内容が丸聞こえで困ってしまった。
人間にはこれ以上接近されると不安・不快になるというパーソナルスペースがある程度定まっているというが、その距離が県民単位で異なっているとするとそれはそれで面白い現象だなと思う。
ATフィールドの観点で考えると、エヴァのパイロットを選ぶときは県民性も考慮に入れた方がいいということだ。(結論がおかしい)