たいてい全部ただの日。

雨の日もとか風の日もとかいちいち言わないブログ。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンと京アニ放火事件

京アニ作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、幼い頃から戦場で殺戮の限りを尽くし、心のない殺人機械と呼ばれた少女兵ヴァイオレットが両腕を失う重傷を負って軍を離れた後、「自動手記人形」と称される代筆屋として第2の人生を紡いでいく物語。 そ…

真っ当に生きる。ダメですか?

ここ数日いろんなことを考えてたらふと思い出して、思わず書き起こしてしまった。 MOROHA『三文銭』ミュージックビデオより。 youtu.be 俺さあ、思うんだよね ぶっ飛んでるやつなんか何にもすごくないと思うんだよね イカれてるやつなんか、何にもすごくない…

大学へ行こう

国公立大前期日程目前の2月22日、5月号の取材で東北大学にお邪魔した。 先方に我儘を言って取材をこの日にさせてもらったのには、一つ理由があった。 小誌2月号で取材させていただいた同大学友会応援団のみなさんが毎年入試の直前に行っている「受験生応援」…

怒りのやり場

大学入試シーズンも終盤。 今年は入学定員管理厳格化などの影響もあり、特に私大文系を目指す受験生にとっては昨年よりもさらに厳しい状況が続いている。 SNSを覗いてみると、そこには狭き門から弾かれた受験生と思しきアカウントの絶望と怒りの声が飛び交っ…

螢雪時代6月号

今日、螢雪時代6月号の見本ができた。 www.instagram.com 正直に、かつ声を大にして言いたい。この6月号は内容にかなり自信アリなのだ。 いや、もちろん毎号自信を持ってお届けしているのだけれど、今号は特にということ。 2020年度の大学入試改革を前にして…

腰が痛い

今年に入ってから立て続けにぎっくり腰を発症していたのだが、その超特大のやつに先週月曜日から苦しめられている。 レントゲンを撮ってみたところ椎骨の一部に変形や狭窄が見られるものの、ヘルニアまでには至っていない様子。 なので痛み止めと貼り薬を断…

悔いのない人生なんてない

春は出会いと別れの季節だと人は言う。街では新しい出会いを喜び、旅立つ人の前途を祝う宴があちこちで繰り広げられている。出会いにせよ別れにせよ、人の未来に接することは楽しく嬉しいものだが、今生の別れには、できれば接したくないと思う。 高校の同級…

Hoaxes never dieなのか?

私の娘が13歳の誕生日を迎えた節目に、ついにスマートフォンデビューすることになった。 いまを生きる子どもたちにとって、スマートフォンはいまのところ欠かすことのできないツールであるし、正しい知識を持ってぜひ使いこなしてほしいとは思っているものの…

とあるミュージシャンの引退報道に触れて思ったこと

そうですね、大変なこともあるけど、基本的にうちの雑誌って、人が不幸になる記事は載せないんですよ。“ナントカ砲”みたいに(笑)。その点では楽な仕事をさせてもらってると思いますよ。 去年の秋、ある大学の学生さんにインタビュー取材をさせてもらった。…

受験生、ドーンと行け!

今年もセンター試験がやってきた。 去年もこの時期に同じような記事を書いていたのだが、今年も新潟や北陸で大雪が降り続いている。昨日は信越線で、多数の受験生を含む乗客が車内に一晩閉じ込められたのだそうだ。 headlines.yahoo.co.jp 明日13日も雪が続…

佐渡島庸平さんのこと

昨日、小誌3月号の取材のために佐渡島庸平さんとお会いすることができた。 佐渡島さんといったらもう今さら説明の必要もない人だとは思うが、入社間もない講談社で『バガボンド』『ドラゴン桜』『働きマン』『宇宙兄弟』などの大ヒット作を次々に手がけたあ…

怒りをくれよ

螢雪時代1月号、好評発売中です。よろしくお願いします。 passnavi.evidus.com 昔から私のことを知っている人に聞かせたら驚かれるかもしれないが、あることがきっかけで3年ほど前から広島東洋カープのにわかファンをやっている。ファンになった途端にチーム…

ドクターフィッシュと私

いいネタがないなあ…と思うまま放っておいたら、最後の更新から半年以上経ってしまった。このまま自然消滅もシャクなので、たまにはゴミみたいな記事もポストしておこうと思う。 さて。 「ドクターフィッシュ」と呼ばれる魚のことは、ご存知の方も多いだろう…

今日は何の日

東日本大震災から、明日で6年を迎える。 今年もまた、人々は大切な人たちの喪われた命を思い出し、明日へ向かって歩き続ける決意を新たにすることだろう。 この震災の死者・行方不明者数、18,455人。(2016年3月10日現在) あの日の恐怖と悲しみの記憶は、ま…

どうでもいい話

前職で一度提案を受けた某ネット広告代理店の人が会社の代表番号に私宛ての電話をかけてきた。前任が退職したので一度ご挨拶に伺いたく…と言うので、私「私、1年くらい前に異動しまして」代理店「なるほどですね」私「ご用件は後任に申し伝えておきますので…

間合いの県民性

この間、仙台へ取材に行った。 実は入社2年目の頃に山形で仕事をしていたことがあって、仙台にも何度か遊びに行ったことがある。 そのときには全然気づかなかったのだが、今回街を歩いていておやと思ったことがある。 他人同士の間合いが異常に近いのだ。 ち…

新年のご挨拶とセンター試験と

新しい年になってすでに2週間が経ってしまうわけだが、どうにも筆無精なもので心苦しい限り。 ということで今年もよろしくお願いいたします。 明日はいよいよセンター試験本試験の初日。 色々な想いを胸にして戦いに臨む受験生すべてに幸せな春が訪れること…

年末の挨拶に代えて

螢雪時代1月号、好評発売中です。よろしくお願いします。 https://passnavi.evidus.com/keisetsujidai/ センター試験まであと16日。自分の受験生時代でふと思い出したことがあったので、少し自分語りする。 今から二十数年前のこと。私の父は、私が高校3年生…

いよいよ大学受験シーズン本番。

螢雪時代1月号、明日発売です。よろしくお願いします。 www.obunsha.co.jp 明日になると、来年1月14・15日に実施される大学入試センター試験まであとちょうど1か月となる。この1月号では、センター試験本番に向けた科目別の攻略ポイントなど学習系記事のほか…

キュレーションサイト騒動について、いち出版業界人として思うこと

DeNAの医療・健康情報キュレーションサイト"WELQ" の炎上に端を発したキュレーションサイト問題が大きな広がりを見せている。ウェブメディアそのものの構造的問題を論じた記事、盗用と剽窃を繰り返すメディア編集長との戦いを描いたドキュメント、記事大量生…

本日の一曲。

www.youtube.com 来月来日するMANIC STREET PREACHERSのイギリスでのライヴ映像。 私がマニックスに初めて出会ったのは大学3年生のとき。その頃はインタビューの最中にカミソリで腕を切り刻んだりしてた4人が今は3人になり、子どもから老人までがシンガロン…

断言する人々

とにかく物事に白黒つけたがるというか、自分の意見を断言することに躊躇しない人がいる。 例えば、新しい企画を考えて上長に企画書を提出したとする。上長は企画書を数ページめくって一言。「全然ダメだよ、こんなの」。全否定である。さらに返す刀で「真面…

大学のいいところをあの手この手で伝える

ブログの更新を1ヶ月半もサボるという暴挙。新たなインターネット廃屋をまた一つこしらえるところだったわ。 ということで。 螢雪時代10月号、好評発売中です。よろしくお願いします。 www.obunsha.co.jp 小誌の記事には社員編集者が自分で書くもの、取材か…

本日の一曲。

先生!明日観に行きますよ!! youtu.be

進撃の「20世紀末少女」

螢雪時代9月号、8月12日発売です。よろしくお願いします。 www.obunsha.co.jp さて。螢雪時代とは何の関係もないが、明日8月6日から国営ひたち海浜公園でROCK IN JAPAN FES. 2016が開幕する。私も7日(日)の回に行く予定なのだが、実は初日のチケットが取れ…

「意識高い」ってどういうこと?

『螢雪時代7月号』好評発売中です。よろしくお願いします。 www.obunsha.co.jp 7月号の特集テーマは「苦手&弱点攻略法」。夏に向けて学力の穴をカバーしたい受験生の皆さんの参考になることを願う。 さて、メインの特集については本誌をじっくりお読みいた…

本日の一曲。 www.youtube.com その昔、部屋にSPEEDのポスターを貼っていた男性社員のことを「あいつ大丈夫か?」と心配していた私の上司も今ではすっかりゆいちゃんともあちゃんの虜です。クールジャパン(白目)

インスタント正義問題

このようなテレビ番組を観た。 nhk.jp 時間がなくて最後まで観られなかったのだが、別に社会が昔と比べて極端に不寛容化しているという話ではなくて、今も昔も社会に一定数いる「自分の正義をピュアに信じてしまう人々」をどうするかという問題なんじゃない…

グローバルって、なんだ?

少し前の話になってしまうが、小誌5月号で「『グローバル』って、なんだ?」という小特集を組んだ。「グローバル人材」とはいったいどういう意味なのか、世界とつながって働く人たちの実際の姿、国際教育に力を入れる大学の事例などをまとめているので、将来…

自己紹介のようなもの

[筆者について]nojiro_kといいます。本名はあえてここには書きませんが、Twitterなど見ていればわかると思います。東京生まれ、埼玉育ち。公立のいわゆる進学校から都内の私立大学文学部に入学し、1年ほど寄り道して卒業しました。卒業後、同じく都内の教…